【駆け出しエンジニア必読】基本的な質問マナーと質問を聞いてもらえない時の対処法

【基本+応用事例】-社会人としての-質問マナーを-おさえよう コミュニケーション

基本的な質問マナーって?

本記事では「わからないことを他人に質問する」という場面において、社会人として意識すべきだなと私が思っていることを書いています。敢えて「社会人として」と書きました。これは「聞けば誰かが懇切丁寧に教えてくれる」という「学生的なスタンス」ではないよという意味を込めて書いています。「会社は学校じゃない」のです。

春からエンジニア、エンジニア転職を目指してプログラミング勉強中などの方も多くいるかと思います。いざ現場に出てわからないことが発生した場合、どうしたらいいか不安という方も多いのではないかと思います。今回の記事がそんな方の何らかの参考になれば幸いです。

「質問する=相手の時間を奪っている」ことを忘れないようにしよう

仕事をしていて、自分ではどうしても分からない事柄にぶち当たる時は必ず訪れます。そうなった時は、周囲の人(先輩か同僚か)に聞く他に解決方法はありません。ググって解決するのは限界がありますし、ズバリ解決に結びつく情報に辿り着けないことさえあります。

さて、いざ質問するとなった時に、何よりも意識しなければならないことは、
・質問をする=相手の手を止める=相手の時間を奪っている
ということです。

ここが、プログラミングスクールでメンター・講師に質問するのと決定的に違う点です。プログラミングスクールの講師は「生徒に教えることが仕事」ですが、先輩エンジニアは「担当している業務を完了させて成果を出すことが仕事」です。つまり相手からすると、あなたの疑問を解消するというのは、厳密には担当業務ではないわけです。懇切丁寧に答えてもらえるのが当たり前ではないということです。先輩エンジニアはその人なりに時間配分など考えて仕事をしています。あなたが質問をするたびに、先輩エンジニアの手を止めることになってしまうことを忘れないようにしましょう。

駆け出しエンジニア、現場での最低限の質問マナー

相手の貴重な時間を奪ってしまうことは重々わかっているけれど、質問をしないと自分の業務を進めることができないというケースもありますよね。そのような場合は、可能な限り、答えてくれる人の負担を減らしましょう。

・何についての質問なのか明言する
良くない例:「昨日の件なんですけど」
相手も沢山の仕事を抱えていますから、「昨日の件」などといきなり言われてもすぐに何のことか思い出すことは難しいでしょう。「昨日から着手している●●の実装について質問なのですが、よろしいでしょうか」というように、ターゲットを明確にしましょう。

・今何が起きているのか、何をしてそうなったのか、対処するために何かしたか、といった事実を述べる
良くない例:「なんかエラー出ちゃってるんですけど、どうしたらいいですか」
これでは、原因の特定から解決策の提示まで、相手に丸投げしているのと同じです。「開発環境で、●●●という操作を実行したところ、エラーが出ています。エラーメッセージは■■■です。エラーメッセージ内で指摘されている箇所を確認して、処理を変更したのですがエラーが解消されません。」といったように、経緯と現状は必ず説明しましょう。

上記の情報を含んでいない質問は、答えてくれる人に余計な負担をかけます。しっかりと意識しましょう。ただし、それらを踏まえたうえでも、相手によって質問の仕方を変えなければならない場合もあります。そんな時の対処法について、私の実体験に基づいて紹介したいと思います。

質問を最後まで聞いてもらえない時は

私の実体験ですが、私の質問を最後まで聞かずに回答してしまう先輩エンジニアに出くわしたことがあります。その方は今の現場に長く居て、大体の仕様は把握している立場でした。どうしてもソースコードの内容が分からないときや、実装の方向性が正しいか確認したいときに質問をするのですが、私が質問を最後まで言い終わらないうちに、「えっそれはこうすればいいんじゃないですか」と言うのです。答えがわかるならそれでいいじゃないかと思う方もいるかと思うのですが、ここでの問題は、

・答えに至るまでの過程が全然分からないため、直ぐに自分の中に落とし込めず、アクションに活かせない。数式の解き方を聞いたら解だけ言われた感じ
・困っている内容とはまるで違う事柄についての答えをいただいてしまう

といったものです。どちらの場合も結局私から再度聞き返す形になってしまいます。

私「すみません、今お答えいただいた内容はどういうことでしょうか」 

先輩 「いや、だから…(イライラしている様子)」

私「すみません、私がお伺いしたかったのはこうこうこういう点でして」 

先輩「あぁなんだそっちの話?(苦笑交じり)」

このような会話になり、「理解力がないなぁ」「質問の仕方が悪いなぁ」と言われているような気分になってしまいます。

質問の意図くらい一発でわかってくださいよ、と思っていませんか

私の場合は、どう質問したらいいのか結構困りましたし、正直ストレスにもなっていました。とはいえ先輩エンジニアに面と向かって「最後まで質問を聞いてください」とも言えず、私は参加しているオンラインサロンで、「こんな状況なのですが、その人にはどう対処すればよいでしょうか」と他の方のご意見を募りました。

この私の質問に対して、複数の方が下記のように回答してくださいました。
「(このような方は)結構いますね。でも正直そういう人たちは自身に認識がなく、指摘したとしても直そうとは決して思わないので、諦めた方がいいかも」
「相手の性質は変えられないので、質問の仕方を変えてみては」
「質問したことに対する場違いな回答に対して、一応感謝の意を述べた上で、追加で本来したかった質問をすればいい」
など、いろいろなご意見をいただきました。

それらの回答をいただくうちに、私自身、反省すべき点もわかってきました。私の聞き方の中に、「先輩は仕様をよく分かっているのだから、私の質問は一度で理解して、的確な答えを教えてくださいよ」という押し付けが無意識のうちにあったのかも、ということです。
質問の仕方も、
・何についての質問か、を第一に
・全体的に簡潔明瞭に
と意識はしていましたが、やはり足りない部分があったのでしょう。

質問の仕方を工夫してみた

そこで私は、質問の仕方を変えてみようと考えました。口頭で質問するのではなく、文字にして送信することにしたのです。席は隣同士でしたが、チャットツールを使いました。なぜそのようにしたのかというと、下記のような目論見があったからです。
・相手の方の作業の手を極力止めないように、任意のタイミングで質問を読んでもらう
・質問内容を最初から最後まで読んでもらう

結果、どうだった?

結果を以下に述べます。
効果的だった点:
・相手のタイミングで閲覧することができる。相手の作業を中断させることはない
・質問内容全体を俯瞰して見られるため、相手に伝わりやすい
・質問者の思考や、技術についての理解度レベルも伝わりやすい
・文字に書き起こすことで、書き手自身の頭を整理することにもなる
・質問をしている最中に相手に遮られるというストレスがない

イマイチだった点:
・文章全てに目を通してくれなかったようで、こちらの質問内容と先方が受け取った内容にややズレがあった
→相手も忙しいので、全部を読んでくれなくても仕方のないことだと思います。ただ、質問者は「質問文には書かせていただいたのですが」と言えるので、質問を途中で遮られた時のようなストレスは感じづらいです。
・筋の通った文章でないと、口頭での質問以上に何が聞きたいか伝わりにくい。しかし、長い文章になると、一目見て「うわっ長・・・めんどくさそう」という印象を与えてしまう
→これは、自分自身で質問文を書いていて感じました。状況など書き連ねているとどうしても長くなりがちです。ですが、人によっては「口頭で説明してもらうより文章で提示してもらった方が頭に入ってきやすい」ということもあるでしょう。

口頭で質問することの大きなデメリットの一つは、話しているうちに「結局何の話だったか分からなくなる」ことです。その点、文章であれば、文頭を読み返せば何についての話かは確認しやすいですね。

まとめ

後半は、質問する相手によって質問の仕方を変える必要があるという話でしたが、これは応用的な事例です。まず基礎ができていなければ、応用はできません。大切なことは、「質問は、(程度の差はあれど)相手の時間を奪う行為である」ことを念頭に起きつつ、
・何についての質問なのか明言する
・今何が起きているのか、何をしてそうなったのか、対処するために何かしたか、といった事実を述べる
というポイントをしっかりとおさえることです。それができれば、何より周囲に負担をかける確率がぐんと下がります。そして、一緒に働く人たちと良好なコミュニケーションが取れる環境の構築につながり、自分の仕事もやりやすくなります。春からエンジニアの皆さん、これからエンジニアを目指す方々は、ぜひ意識してみてください。

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