知らないと危険!睡眠不足エンジニアは酔っ払いと同じ!?

知らないと危険!睡眠不足エンジニアは酔っ払いと同じ!_ 仕事術

寝食忘れてコードを書くのもいいけれど

こちらの記事では、現役エンジニアの方を対象に、「仕事をする上で質の良い睡眠は大切である」ということをお伝えします。
皆さん、睡眠時間は毎日しっかりと取れていますか?深夜1時2時までPCで作業をしたり、あるいはSNSをだらだらと見続けて寝落ちしていた、なんてことはありませんか?
睡眠は、軽視されがちなのです。仕事のパフォーマンスを上げるために非常に重要な要素なのにも関わらず。

睡眠不足=酔っ払い!?

「野口はいつ眠るのか」で有名な科学者・野口英世など、偉人とされている人の多くが睡眠時間を削って仕事をしていたせいか、世の中の風潮としては眠らずに働く人こそ素晴らしいという風潮がありますよね。近年はその睡眠に関するデータも多く発表されています。

以下は、「エッセンシャル思考」(グレッグ・マキューン著)からの引用です。

ハーバード・ビジネス・レビュー誌は「睡眠不足は企業リスクである」という記事を出し、睡眠不足がパフォーマンス低下をもたらす事実を紹介している。
(中略)睡眠不足を酒の飲み過ぎになぞらえ、1日の徹夜や一週間の4〜5時間睡眠によって「血中アルコール濃度0.1%分に相当する機能低下」が起こると説明する。
「酔っ払いを見て『いつも酔っているなんてさすが働き者だ』と言う人はいないだろう。それなのに、睡眠を削っている人はなぜか働き者だと評価される」

アルコールを摂取しながら仕事をして、捗る人はほぼいないでしょう。それは誰しも分かっている事ですが、睡眠不足に陥っている人にも、実は同じことが言えるというわけです。

睡眠習慣が日々のパフォーマンスに影響する、はわかっているけれど…

睡眠が日々のパフォーマンスの向上のために大事だということはあらゆるところで耳にしますが、具体的にどのようなデータがあるのか気になりますよね。

そこで、睡眠についての、マサチューセッツ工科大学による実験をご紹介します。
「よい睡眠習慣が、より良い学校成績を生む」というものです。
大学生を対象に、運動することによって成績は上がるのか、という実験をしていたところ、目論見にはなかった睡眠と学校成績との関係性が明らかになったというのです。
具体的な内容は、以下のようなものです。
・何時に床に就くかということと、それが習慣になっているかどうか、が学校成績に影響する
・大事な試験の直前にだけ沢山眠るのは効果的ではなく、何日も連続して質の良い睡眠を続けていることが違いを生む

ひとつずつ詳しく紹介していきます。

同じ7時間睡眠なら何時に寝ても大丈夫!?

仕事は体が資本だから睡眠には気をつかっている、という人も多いでしょう。でも、意外と知られていないのが、十分な睡眠時間の確保と合わせて大事なのが就寝時間の管理という点。下記の引用をご覧ください。

驚くべき発見として、たとえ睡眠の合計量が同じであっても寝る時間が遅かった場合、パフォーマンスが低下する、つまり就寝時間にも一定の期限があると思われる、というものがありました。
「何時に就寝するか、が重要なのです」とGrossman氏は言います。
「もしあなたが一定の睡眠時間(たとえば7時間としましょう)をとる場合、22時・0時・1時に寝てもパフォーマンスは同じになります。
 ですが、2時以降に就寝した場合、同じ7時間睡眠をとったとしてもパフォーマンスは低下し始めます。つまり、量だけが全てではないのです。」

(引用元:Better sleep habits lead to better college grades)

なるほど、同じ7時間睡眠なら何時に寝ても大丈夫ということはなく、就寝時間が遅くなればなるほど、睡眠の質が落ちるようです。

寝溜めってできるの?「大事な日の前日だけ早く寝る」は効果アリ?

平日は忙しくて寝るのが遅いけれど、週末にまとめて寝ているから大丈夫、という人もいるかもしれませんね。また、サービスリリース前などはほとんど寝られないけれど、落ち着いたら寝られるから問題ないという人も多いかと思います。が、本当にそうでしょうか。

睡眠は量だけではなく、質も重要ということになります。例として、毎日、比較的一定量の睡眠をとった人は、たとえ同じ平均量になったとしても、夜毎に大きな変動があった人よりも良い結果を残しています。
(引用元:
Better sleep habits lead to better college grades)

これはつまり、
・毎日AM0時に寝てAM7時に起きる生活をしている人
と、
・一昨日はAM0時に寝てAM7時に起きて、昨日はAM2時に寝てAM7時に起きて・・・金曜夜はAM2時に寝てAM11時に起きて・・・の人
では、同じ49時間/週の睡眠量であっても、前者の方が学校の成績は良い、ということのようです。
いわゆる「寝溜め」は意味がないということ、また、夜更かしが習慣になってしまっている状態で、「明日は試験だから22時に寝るぜ!」というのも、翌日のパフォーマンスには大した効果はない、ということのようです。

何時間も解決できなかったエラーが、翌朝スルッと解ける理由

人によっては、眠ることに対して「自分は怠けている」という「罪悪感」を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。逆に、眠ることもせずに働き続けている人をすごいと思ったりすることもありますよね。

「エッセンシャル思考」には以下のように書かれています。

研究者たちによると、私たちが眠っているあいだ、脳は膨大な情報の整理と再構築をおこなっている。だから、起きたときには神経の新たなつながりができて、より多様な解決策を見つけることが可能になる。

前日、あんなに苦しんだプログラムのエラーが、一晩寝たら嘘のように解決した、という経験は誰しも一度はあるでしょう。眠っている間、私たちの脳が情報整理をしてくれるのです。「眠ること」は悪いことではありません。情報の整理をしないままインプットし続けることこそ、仕事のパフォーマンスを下げてしまいます。そう考えると「眠る」ということにたっぷりと時間を与えるべきですよね。

質の良い睡眠とパフォーマンス向上のための工夫

私は少し前から、下記のように睡眠習慣を改善しています。
BEFORE) AM0時半就寝・AM7時半起床
AFTER ) PM11時半就寝・AM6時半起床
就寝前には、明日の自分へ申し送りメモを作成しておきます。
そして朝、AM7時半までの1時間、申し送りメモをもとに技術書を読んだり文章を書いたり、前日の夜に解決しきれなかったコードエラーの解消法をググったりする朝活にあてています。
これは私に合っていたようで、
・頭がクリアな状態で作業ができる
・作業終了時刻が決まっているため、集中できる
・「今日は少なくとも朝、ひとつは何かを実行した」という達成感・成功体験を得て1日をスタートできる

という、とても良い効果を実感できています。

寝てないアピールは意味がない

一昔前、「いやぁ〜昨日全然寝てなくてさぁ〜つれぇわ〜」と寝てない自慢をしてくる男性のイラストが話題になりました。実際に睡眠が仕事のパフォーマンスに与える影響についてのデータを見ると、寝てないアピールがいかに意味がないかがわかりますよね。
ご紹介した内容が全ての方に効果があるとは言い切れませんが、毎日決まった時間に就寝し、一定量の睡眠をとる習慣をつけるだけでも、翌日のパフォーマンスに良い影響が出る可能性は高いと、私は考えています。
意識を少し変えるだけで簡単に実践できることだと思いますので、ぜひ今日から1週間、やってみてはいかがでしょうか。

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